デイサービスに、看護師の存在は必要不可欠です。
実際、現場で働く看護師に実際に求められるスキルは多岐にわたっています。

看護師は1日のはじめに、利用者の健康に変わりがないかを確認するため、脈拍や血圧測定等のバイタルチェックを担当します。
そして、気になる点があれば医師に連携して、異変がないかを確認しなければなりません。
また、利用者の服薬指導や内服薬の管理も重要な仕事です。
利用者が自宅で正しく薬を飲めるよう、薬の種類や効果、副作用などを説明します。
必要に応じて、内服薬の分包や調整も行います。
したがって、薬についての知識を習得しておく必要があります。

またデイサービスで働く看護師は、インシュリン注射などの医療行為を行うことがあります。
利用者の中には、糖尿病や心臓病等の慢性疾患を持っているケースもあります。
その場合、医師の指示に従って、看護師が注射や点滴などの処置を行います。
これらの医療行為は、免許を持っている看護師しか行えないため、注射や点滴処置のスキルが必須となります。

もしデイサービスで働くには、一定以上の看護師としての実務経験を持っていることが望ましいとされています。
というのも、利用者の多様なニーズに対応するために、幅広い知識や技術が必要だからです。
同時に利用者や家族とのコミュニケーションスキルも大事になってきます。
そのため、臨床経験が豊富にあればあるほど、現場で役立てられるでしょう。

デイサービスは、病棟よりもゆとりがある働き方として見られますが、看護師に求められるスキルは多岐にわたります。
そんな環境で活躍するためには、確かなスキルと常に学び続ける姿勢を持つことが重要といえるでしょう。
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